むかし、むかしある所に、とても可愛い男の子がいたそうな。
その男の子は名前を諒一と言ったそうだが…
お母さんの趣味の『赤ずきん』を毎日被らされていた為、
村の人たちには『赤ずきんちゃん』と呼ばれおったそうな。
ある日のこと。
朝から元気に庭のお花畑で遊んでいると家の方から
「諒一、ちょっと来て〜!」と典子ママの声が聞こえて来ました。
「は〜い、ママ」元気にお返事した諒一は一目散に典子ママの前まで
駆けていったそうな。
「なに、ママ?」可愛く首を傾げて問いかける諒一に
「諒一、チョットご用を頼んでもいいかしら?」
「うん、いいよ〜。」
「じゃ〜ぁ、このバスケットを森の奥深くに住んでいるおじい様の家に届けてもらえるかしら」
「森の奥深くに住んでいる清和おじい様?」不思議そうに問い返す諒一に
「そうなの、この道をひたすら〜まっすぐ歩いて行くとおばあ様の家に辿り着くわ!」
「ふぅ〜ん!わかったよ。コレを届ければ良いんだね!」
「そう、恃めるかしら?」
「うん、じゃ〜ぼくこれから行って来るよ〜!」
「じゃ〜、諒一お願いするわね〜。森に住むおおかみには気をつけるのよ」
「わかったよ〜!行って来ます〜♪」
典子ママの言葉通りその道は、まっ直ぐ森の中へと続いていたそうな。
可愛い諒一は、手にこれまた可愛いバスケットを持って、トテトテと森の中にあしを踏み入れたのじゃった。
しばらく・・・歩いて行くと!
森の奥底からドッドッドッドドードッと言うような地響きの様な音が聞こえて来て
土煙をモーモーと立てたバイクが走ってきたのだそうな。
バイクは諒一の目の前で!
キ・キキキキィ―――と言う音を立てて止まると。
ハーレーにまたがったまま
「おっ!赤ずきんちゃん何処に行くんだ〜!」
声を掛けてきたのは村でたった一人の猟師、ショウだったそうじゃ。
「こんにちは、ショウさん。ぼくこれから森の奥に住む清和おじい様のところへお使いに行く途中なんだ。」
諒一の可愛い頭を撫で回しながら
「森の奥に行くのか、この辺りはおおかみが出て危険なんだ。オレが送って行ってやろうか?」
「ありがとう、でも今日はお天気も良いから、ぼくお散歩しながらおじい様の所に行くよ。ショウさん気を付けてお仕事してね」
「そうか!じゃぁ気を付けて行けよ!」
「うん。バイバイ〜♪」
その言葉にクラクション1つで挨拶したショウは、爆音を立てて走り去って行ったそうな。
「あんなに大きな音させて、ショウさん狩が出来るのかな?ショウさんが来ている事は、森の動物達も解ると思うけどな・・・それでも狩られるお馬鹿な動物もいるのかな」
諒一が小さい声でつぶやいた一言のだった・・・
諒一は、トテトテと真っ直ぐな道を森の奥深くへと進んで行ったそうな。
そうすると目の前にとっても素敵ない家がみえたそうじゃ。
諒一は、ワクワクしながら駆け寄ると
コンコン♪コンコン♪とドアをノックすると家の中から
「誰だい〜?」甘い響きのバリトンが聞こえてきた。
「清和おじい様? ぼく典子ママの息子の諒一だよ。今日は、ママのお使いでおじい様の所に来たんだ〜!」
「そうかい。典子の息子かい、さぁ〜入っておいで」
「こんにちは、おじゃまします!」
諒一は、声をかけながらドアをあけらしいの・・・
「こっちじゃ諒一」
奥の方から諒一を呼ぶ声がするので、そちらに向かって歩いていくと、奥に置いてあるベッドの上で手招きをしていた。
「清和おじい様、気分でも悪いのですか?ぼくが診察して差し上げましょうか?」
「何を言っているんだい?諒一・・・お前は、まだ可愛い子供だろ?」
「あっ、そうでした。これは失礼いたしました。清和おじい様、気分が悪いのですか?」
「もう年だからな・・・」
「でも見た目は・・・とても若々しいですよ」
「そうかい、それはお前に好かれたいからさぁ」
「ぼくにですか?ぼくは清和おじい様が好きですよ〜!」
「本当かい、諒一?」
黙ってうなづくと、たいそう清和おじい様は嬉しそうな笑みを浮かべたそうじゃ。
「清和おじい様の声は、どうしてそんなに素敵な声なの?」
「それは、お前を甘く酔わす為じゃよ?」
「酔わす?ぼく子供だからお酒は飲めないよ。」
「あっ、これは失言じゃな、ゴッホン!気にする事は無い。それより諒一お前の手に持っているものは何じゃ?」
「あっこれ、ママから頼まれたものだよ」
「一体、何を持ってきてくれたんだい?」
「えっとね、ママ特製のシュークリームと、橘高パパ自家製のワインだよ」
「そうかい、ありがとうよ。重かっただろ?さぁベットに腰掛けて少し休みなさい諒一」
その言葉を疑うことも無く諒一は、言われたとおりベットの橋に腰掛けたそうじゃ
「そうだ、清和おじい様はどうしてそんなに大きな身体しているの?」
「不思議かい?諒一教えてあげようか?」
「うん、教えて〜教えて〜!」
「それはな…こうしてお前を抱き締めるためじゃよ!」
気にする様子も無く
「清和おじい様、ママの甘いシュークリームたべる?」
「それよりも、もっと甘いものを食べたいな〜!」
「えっ、ぼくそんなの持って来てない・・・・ごめんなさい」
すっかり・・・落ち込んでしまった諒一に
「とっても甘いものは俺の腕の中にあるさ」
「えっ、なんて言ったのおじい様?」
振り向いた諒一が見たものは!
青年の姿をした美丈夫が微笑んでいたそうな
「清和おじい様、今日は一段と綺麗ですね」
「そうだろ、だって目の前にはお前がいるんだから」
そう甘いバリトンで囁くと諒一をベットに押し倒したのだった。
大きなベッドに横たわった諒一の上に被さった清和おじい様は、諒一のメガネを取り去りべッドサイドにコトン♪と置くと・・・・
諒一の洋服を剥ぎ取りだしたそうじゃ。
「清和おじい様、何をするの?」
「これから、おまえと一緒に仲良く寝るんだ」
「ふ〜ん、眠るのにぼくの洋服を脱がせてくれているんだ〜!
清和おじい様優しいんですね」
「そうだ、これからモット優しくお前を鳴かせてやるさ」
言いながら清和おじい様は、剥き出しになった諒一の胸の飾りを舐め上げた
「あっ、イヤ〜清和おじい様・・・・」
可愛い声を出す諒一に
「モットモットお前を可愛がってやるよ。そうだシュークリーム食べるかい?」
「うん、食べるよ。ぼくお腹ペコペなんだ〜!」
「そうかい、じゃぁ食べさせてあげよう」
返事をしている諒一の傍で、清和おじい様はカスタードクリームだけを手にしていた
「清和おじい様、どうしてシュークリーム壊してしまうの?」
「この方が、お前が食べやすいからだ」
行き成りカスタードクリームを普段目にする事も無い最奥のつぼみに塗りこまれて可愛い喘ぎ声が、妖艶な声に変わる頃・・・・
は、本性剥き出しで飢えたおおかみとなり、可愛い諒一を頭の先から足の先まで汲まなく食べつくしたそうな。
清和おじい様に大層?優しく可愛がられた諒一君は意識を手放したらしいが、清和おじい様は飽く事無く諒一の身体を貪りつくしたそうじゃ。
諒一が意識を取り戻した時には、優しい清和おじい様の腕の中だったそうじゃ。
「おっ、気が付いたか?」
諒一の微かな動きに気付いた清和おじい様が声を掛けると
「うん、おじい様」
「身体は大丈夫か?痛いところは無いか?」
「う・・・ん、少し気だるいけど・・・大丈夫だよ」
「そうか、もう少し眠れ、抱き締めていてやるから」
清和おじい様が優しく甘い声で囁きながら、愛しい諒一の顔中にキスを落としてたそうじゃ。
トロンとした表情で頷いた諒一を抱き締め、清和おじい様も心地よい眠りについたそうな。
こののち諒一は、典子ママ&橘高パパの元へ帰る事は無く、末永く清和おじい様に愛されて暮らしそうじゃ。
なんせ森の奥では絶え間なく諒一が、清和おじい様に甘く鳴かされる声が聞こえたらしいからのう。
めでたしめでたしじゃ〜!
でも・・・森の中で猟をして暮らしていたショウは響き渡る甘い声に堪らなくなり猟師をすっぱり止めて村で畑を耕して生計を立てるようになったそうじゃ。
もともと、猟が上手くは無かったショウの人助けをした、諒一と清和おじい様だったんじゃろな・・・ (笑)
おしまい〜☆