■寒中お見舞い■


ふと目が覚めた

何時だろう・・・

首だけを動かし時計を確認すると

もうすっかり昼を回っていた

・・・ホントに寝正月だな・・・

自分自身に呆れるような くすぐったような気持ちになる

すうすうと寝息を立てて眠る香藤の温もりが心地いい


明け方まで愛し合った為 体が怠くあまり空腹を感じない

そっと・・・香藤の髪に顔を近づけた

彼の香りに包まれる

このままもう一度眠ろうか・・・

それともこうやって起きていようか・・・

そんなことを考えながら目を閉じた

「・・・岩城さ・・・」

寝言が聞こえて笑ってしまう

どんな夢を見ているのだろう

どんな自分が彼の中にいるのだろう

ちゅっと軽く額に口づけを落とす

起こしたいような

このまま寝顔を見ていたような妙な気分にまた苦笑した



新しい年 またふたりで歩む年が始まった

こんな穏やかな時間がもてるように

共に並んで進んでいけたらいい・・・




外は雪景色

もうしばらくこのままで・・・







-------素敵なSSを日生 舞 様、から戴きました。

 とても,優しいくって、心が暖かくなります。
日生 様の書かれるSSは何時も、優しさが溢れています。
有難う御座いました。<m(__)m>

 2006/1/6          

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