久し振りの休みが重なり香藤は前々から考えていた事を提案したのである。




「何で俺がこんな格好をしないとイケないのだ!」

「あのね。岩城さんがゲームに負けたからでしよう。負けた人は勝った

人の言う事を聞くと約束したじゃん!」

「だからって・・・・こんんな格好・・・」



自分のして欲しい格好をさせたのでる。

香藤は真っ白なふりふりレースの付いた

エプロンドレスを着て欲しいと思っていたのだが・・・

敢え無く却下されたのだ。

家を建てたときに、手伝いをしてくれた、佐和さんから、

真っ白なエプロンドレスを貰っていたのだった。

『新妻はやっぱりお決まりのエプロンをしないとね』と言われ

香藤がナイショで隠していたのだ。

もし、そんな会話を聞いていたら岩城はキット嫌がるから今まで自分の部屋の奥に

隠していたのだった。

そう、何時か日の目を見る時が来ると信じて待っていたのだが、中々チャンスがなく

その日が来るのを楽しみにしていた、香藤である。

この前のサイコロでは惨めな思いをしたから、そして岩城の優しさを確認したんだった。



ーーーーーー



ゲーム、色んな種類があるからと迷った香藤は、一番簡単で単純なゲームを考えた。

コインで裏、表を言い当てると云う簡単なものである。

単純すぎて馬鹿みたいだが
、何となく決め事には合っている様に思う香藤であった。

映画や、漫画、テレビドラマ特に刑事モノでよく見かけるシーンだ。

5回戦勝負で勝った回数だけ勝者の望みをかなえる。

香藤は岩城にして欲しい格好が3つあった。

そう、一つ目はエプロン姿で自分の部屋に珈琲を持って来て貰う事。

二つめはバニー姿でリビングでお酒の相手をしてもらう事。

最後は・・真っ白な肌襦袢と真っ赤な裾除けを着た岩城の姿であった。


そして、今回香藤が勝利を収めたのであった。


にやけ顔の香藤と岩城怪訝な表情をして香藤を睨み付けた。

岩城は岩城で嫌な予感をしていたのだったが、余りのも香藤の嬉しそうな顔に

段々と腹が立ってきたのだが、負けは負けと諦めた。


そして、香藤が持ち出した最初のエプロンは絶対嫌だと言い張った岩城に

香藤が折れてブルーのエプロンに落ち着いたが其れも条件が加わった。

「だから、今着ているエプロンにしたんでしょ!俺は白いエプロンを

して欲しいかったんだもん!でも、岩城さんが嫌がるからそれにしたんでしょ!」

香藤が言い放つ。

「うっ・・・・・で、この後如何して欲しいんだ!」

やけくそに言う岩城に香藤はニコニコと笑みを浮かべて軽く岩城の唇に軽く

口付けをして、からニッと笑い本当に満足顔で岩城の肩を抱締めた。



そして香藤は一日中、自分が満足がいくまで岩城に甘えたのである。






もしかしたら続くかも?知れません! 途中な感じですからね。

取り合えずの更新? 違うように思う;;

2006/10/26




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