偏差値の求め方とその意味
1.偏差値とは何か?
学力水準を合理的にあらわす方法として、昭和50年頃から「偏差値」がよく使われています。偏差値とは何でしょうか。
これは得点でも、順位でもありません。それぞれのテストの得点を、一定基準のものさしではかりなおした数値です。
偏差値50とは平均点をあらわします。ふつう、最高得点は偏差値で75ぐらい、最低得点は偏差値で25ぐらいになります。
偏差値は、テストの成績を比較、検討するのにたいへん便利なものです。
2.偏差値の求め方
偏差値=(得点-平均点) ÷ 標準偏差 × 10 + 50
標準偏差=(((得点-平均点)の2乗の総和)÷人数)の平方根
3.偏差値の意味
75 成績が最上位から 1%の位置にいる
70 成績が最上位から 2%の位置にいる
65 成績が最上位から 7%の位置にいる
60 成績が最上位から16%の位置にいる
55 成績が最上位から31%の位置にいる
50 成績がちょうど真ん中の位置にいる(テスト平均点)
45 成績が最下位から31 %の位置にいる
40 成績が最下位から16%の位置にいる
35 成績が最下位から 7%の位置にいる
30 成績が最下位から 2%の位置にいる
25 成績が最下位から 1%の位置にいる